イヴの時間
作品紹介
『イヴの時間』は、吉浦康裕(スタジオリッカ)と映像コンテンツプロダクション DIRECTIONS が制作した、ショートシリーズのアニメーション作品です。1話15分~25分の短編連作で、ウェブ上で2008年~2009年にかけて全6話を公開しました(作品詳細については上記公式サイトをご覧下さい)。それまで個人制作をしていた吉浦が、制作手段のデジタル化により実現可能となった”少人数ワークフロー”を実践し、エンターテイメント性と作家性、そして小規模とはいえシリーズという形での作品形態を実践して完成させたのが、この『イヴの時間』というアニメ作品です。
幸いにも公開配信後に徐々に再生数を伸ばし、結果としてシリーズ総再生回数が300万回を突破。その結果、全六話を劇場尺に編集して追加修正を加えた『イヴの時間 劇場版』を制作して2010年に全国公開することが出来ました。一筋縄ではいかない制作期間でしたが、それ以上に多くのものを自分の人生にもたらしてくれた作品でもあります。
このページ↓にて第一話が無料公開中です。宜しければご覧下さい。
ストーリー
未来、たぶん日本。
ロボットが実用化されて久しく、
人間型ロボットが実用化されて間もない時代。
ロボット倫理委員会の影響で、人々はそれを“家電”として扱うことが社会常識となっていた。頭上にあるリング以外は人間とまったく変わらない外見に影響され、必要以上にアンドロイドに入れ込む人々は“ドリ系”と呼ばれ社会問題とされるほどである。
高校生のリクオも幼少の頃からの教育によってアンドロイドを人間視することはなく、便利な道具として利用していた。ある時リクオは、自家用アンドロイドのサミィの行動記憶の中に奇妙な言葉が含まれている事に気づく。
親友のマサキとともにサミィの足跡をたどると、そこには「人間とロボットを区別しない」というルールを掲げた奇妙な店が広がっていた…。
STAFF&CAST
スタッフ
・原作/脚本/監督/絵コンテ/演出/3DCG/撮影/編集/音響監督 : 吉浦康裕
・キャラクターデザイン/作画監督 : 茶山隆介
・監督助手 : 長谷川拓哉 ・CG監督 : 安喰秀一 ・音楽 : 岡田徹
・アニメーション制作 : ディレクジョンズ/スタジオリッカ
・プロデューサー : 長江努
声の出演
福山潤 野島健児 田中理恵 佐藤利奈 ゆかな 中尾みち雄 伊藤美紀 清川元夢 沢城みゆき 杉田智和
水谷優子 山口由里子 榎本温子 石塚運昇 三瓶由布子 野島昭生 斎賀みつき 小谷公一郎 ※主な登場順